さて王家の谷に向かいます。
自転車での最大の難関がここへ向かう上り坂です。
(この時はそう思っていました)
グーグルマップでの距離は約3km、高低差70m。
事前情報では自転車で15分程度との事。
若くない私でもなんとかなるだろうと思ってました。
しかし! 問題は登り坂だけではなく、山側から吹き降ろす強烈な向かい風でした。
この日のルクソールは風が強かった・・・
一度でも自転車を降りて休憩すると、気持ちが切れると思い必死にこぎ続けました。
・王家の谷
息を切らしながら駐車場入り口手前に自転車を止めます。
少し肌寒いルクソールですが汗だくです。
ビジターセンターに入ります。
王家の谷の全体像の模型。
疲れているせいか写真も適当になっています(笑)
入場料は200EGP(約1,273円)で三つの墓が見学可能。
※キャッシングレート利息込みのEGP 6.3672で計算
ミニトレインは4EGP(約25円)
疲れて歩く気になりませんでしたが、ここは少し距離がありましたので乗って正解。
入場チェックをして、どこに入ればよいかスタッフに聞いてからいきました。
私が入ったのは下記の三つです。
壁画などは室内にあるおかげか、どこもきれいに残ってました。
(KV2)ラムセス4世王墓
(KV11)ラムセス3世王墓
なぜかここは写真を撮ってませんでした。
原則撮影禁止です。
(KV14)タァウセルト女王/セトナクト王墓
ここはスタッフがついてきて小声で「フォト、フォト」と繰り返して言います。
子供が悪い事をする時のひそひそ話のような感じです。
その様子がおもしろ可笑しくて少しだけバクシーシを渡しました(笑)
「もっとくれ」と言いますが無視。
さて西岸の観光を終えて戻ります。
帰りは下り坂でらくちん。
しかし! 下り坂が終わり途中の水路沿いの道路で強烈な横風を受けます。
まさかの想定外でかなり体力を奪われてしまいます。
何とか無事戻ってきて自転車を返却します。
出発から返却まで約3時間半でした。
・フェリーで会った良いエジプト人達
フェリー乗り場に来ると出発したばかりでしたが、すぐ入れ替わりでフェリーが入ってきます。
フェリーに乗り座っていると、隣に若い物売りが座ってきました。
押し売りかと思いきや、「どこからきた、仕事は何を?」等々、質問攻めです。
彼は学生で物売りはアルバイトのようです。
特に仕事について詳しく聞きいてきて、未来ある若者という感じでしたが、私の語学力では全く説明出来ませんでした(笑)
そんな話をしていると、向かい側に座っていたお父さんも話に加わってきました。
ここで、半信半疑で巾着袋に入れて持っていったボールペンや古い蛍光ペンが役に立ちます。
女の子は蛍光ペンでお絵かき、男の子は巾着袋を気に入ってくれました。
二人の子供はとても表情が良く、両親の人柄も推して知るべしです。
ここにも良いエジプト人がいました。
・今日の晩飯を求めて
フェリーを降りてルクソール神殿の周りを歩きながら駅方面に向かいます。
ルクソール神殿は外から眺めてるだけで入場しませんでした。
結構ウロウロ歩き回りましたが、テイクアウト出来そうな物が探せません。
自転車での疲れがあり、これでいいや、という思いで「スパゲッティ」にしました。20EGP(約127円)
・今日もビール!
昨日と同じ駅の近くでビールを購入してタクシーでホテルに戻ります。
・STELLA 500ml 18.5EGP(約118円)
・SAKARA 500ml 20.0EGP(約127円)
スパゲッティは普通で特に美味しいわけではないですが、昨日のルームサービスのピザとたいしてかわらない感じです。
でも値段は約7分の1ほど。 と、ついつい考えてしまう貧乏性です。
今日は汗をかいたので、ホテルに戻ってからまた洗濯をしました。
明日のチェックアウトまで乾くのか不安になりながら就寝。